2010年4月5日(月) 18:30~ ヒューマントラストシネマ渋谷3
料金:1000円(Club-Cテアトル会員料金) パンフレット:未確認

『時をかける少女』公式サイト

筒井康隆のジュブナイル小説で有名なタイトルだが、原作に則り製作されたのは、大林信彦監督、原田知世主演で、とり・みきが愛してやまない最初の作品。しかし、例によって観ていない。
これの次に角川春樹が監督したものがあるが、こちらの内容は全く知らない。

2006年にアニメ版が登場。オリジナル主人公芳山和子の姪が主人公。結構な名作だった。

本作は、アニメで主人公の声を担当した仲里依紗が主演。芳山和子の娘という設定。オリジナル・ストーリーの正当な続編のような話になっている。

若くして結構なキャリアのある仲里依紗は、俺好みのやわらかい感じの娘であり、本作では彼女の魅力が十二分に炸裂している。

しかも内容も、いいじゃないですか!いかにも70年代な愛すべき若者たち。物凄く純情な愛。1974年という時代設定にあったノスタルジックな雰囲気が素晴らしい。タイムリープのルールに従ったオチのつけ方に唸らされる。涙もこぼれる。

母親の状態を気にしないで、1974年の生活を満喫していたり、最後少し引っ張りすぎな感がいなめないなどと、雑でチョットな点も多々あるが、そんなことはどうでもいいというか、そんな荒さも含めて大好きな作品である。

里依紗ちゃん、今度はセブラ・クイーンですか!

お勧め度:☆☆☆★ ラベンダー度:☆★ 俺度:☆☆☆☆