2010年2月20日(土) 16:50~ キネカ大森1
料金:0円(キネカ大森ポイント利用) パンフレット:600円(買っていない)

『オーシャンズ』公式サイト

「WATARIDORI」のジャック・ペランの海のドキュメンタリー。一部フェイクあり(映画の最後に説明あり)。
ジャック・ペランは、「ニュー・シネマ・パラダイス」の冒頭と最後に出てくる監督役のおっさん。

「WATARIDORI」は、ナレーション無しの映画だったが、本作にはナレーションがある。しかし、本作のほうが圧倒的に眠い。写しだされる生態の数が少なく、またそれぞれの場面がかなり長いからだろう。

前半は、珍しいものの生態を中心に描くが、後半は一転して環境問題がテーマとなる。テーマ変遷の繋ぎの映像で、様々な生物が罠にかかり、引き上げられた鮫は、ヒレを切られて海に落とされ、まったく身動きが出来ない(フカヒレ漁というの?)という残酷な映像がある。これはフェイクだそうだが、不快なほどやり過ぎだ。

「アース」だとか、どこかで見たような感じも多く、純粋に海の神秘に徹底して欲しかった。
最後に絶滅種の話を織り込めばよいのでないか。
個人的には、深海魚を見たかったのだよ。
それだったら、クストーの古典「沈黙の世界」を観ればいいのか。

出てきた生物では、「コブダイ」という醜男みたいな魚が気に入った。エンドロールで日本もロケ地になっていたが、なんとコブダイの生息地は佐渡島だった。冬のコブダイは旨いらしい。

お勧め度:☆☆★ 環境問題度:☆☆ 俺度:☆☆★