2009年12月21日(月) 19:10~ テアトル新宿
料金:1000円(Club-Cテアトル会員料金) パンフレット:700円(買っていない)

『アサルトガールズ』公式サイト

押井守は実写を撮るな。
「アヴァロン」も酷かったけど、これはそれに輪をかけて退屈。
いきなり観念的なモノローグが続き、無意味な長回しが数少ない場面カットごとに発生。特に酷いのは二宮金次郎像の前で、登場人物や犬が意味不明な行為を延々と行う件。
ワザとつまらなくしているとしか思えないほどのつまらなさ。

1時間30分も無い短い作品なのだが、異常に長編に感じられる。全体の90%を退屈なシーンで占めて、最後の数分だけ吹っ切れたように派手だ。しかし、そこまで我慢することは無い。「CASSHERN」以来の、早く終わんねえかな映画。劇場でなければ、途中で放棄している。何度も大きな音で舌打ちをしそうになった。何度も大きなため息をつきそうになった。

黒木メイサの格闘シーンがあるが、マウント・パンチにまったく腰が入っていない。本気で殴るぐらいでやれよ。と思ったら、格闘の指導が何と今野敏。道場を持っているのは知っていたが、こういう仕事も請けるなら、ちゃんとやってくれ。

黒木メイサのチラシの写真があまりに素敵なのに見事に騙された。佐伯日菜子のキャスティングにも。菊池凛子には期待していなかったからまあいい。

お勧め度:☆★ 観念的度:☆☆☆ 俺度:☆★