2009年7月7日(火) 20:55~ TOHOシネマズ川崎7
料金:1200円(レイトショー) パンフレット:未確認

『劔岳 点の記』公式サイト

いかにも東映ぽい高齢者向きな雰囲気の作品だが、近年の東映作品の中では、力の入った素晴らしい作品である。愚作「男たちの大和(YAMATO)」なんぞと大違いである。「北の零年」は未見。

この作品を素晴らしくしているのは、浅野忠信、香川照之を筆頭とする役者の熱演、そして、劔岳および立山の壮観な景色と本物の映像によるところが多いと思う。

最後に、ライバルだったかの仲村トオル率いる山岳隊とのエールの交換は、燃えてくるほど素晴らしい。
当初生意気な小僧の松田龍平も苦労した甲斐あって、ナイスガイな青年に成長し、手旗で「あなたたちは、大事な仲間だ。」と山岳隊に伝える。

エンドロールでは、仲間たちという字が映し出され、役者およびスタッフの名前(のみ)がその下を流れていく。

言いたいことは、仲間ということだ。

國村隼のオッサン他、帝国軍人の上層部は、仲間外れとすべし。

劔岳周辺での山々での恐ろしいほどの苦行と比較して、劔岳への登頂が意外と苦労が少なかったのは、「アレ」とも思ったが。あれ以上やるとクドくなるか・・・。

午前中は、シニアな方で割と混雑しているのでないかと推察するが、レイトショーは単独の4人の男たちのみであった。

お勧め度:☆☆☆★ 仲間度:☆☆☆☆ 俺度:☆☆☆★