2009年6月16日(火) 19:45~ TOHOシネマズ シャンテ1
料金:1300円(シネマイレージデー) パンフレット:700円(買っていない)

『レスラー』公式サイト

三沢光晴追悼会(会社のオッサン4人。)で痛飲した翌日の鑑賞。

ネコパンチ事件から凋落してしまった役者ミッキー・ロークが、落ちぶれたプロレスのスーパースターを演じ、まるで彼の人生のようだとまで揶揄された映画「レスラー」。
しかし、この作品のおかげでアカデミー主演男優賞にノミネートされるまでの復活をとげた。

何と製作サイドは、ニコラス・ケイジを主役に考えていたそうだが、監督がミッキー・ロークを起用すると譲らなかったそうだ。ミッキー・ロークは監督に感謝しなければな。
感謝の気持ちか、ミッキー・ロークとエンディング曲のブルースTHE BOSSスプリングスティーンは、ノー・ギャラという説がある。(いずれもimdb。BOSSはともかく、ミッキー・ロークのノー・ギャラは信じがたいのだが・・・)

話は変わるが、ニコラス・ケイジがプロレスラーを演じたら、頭(髪)は完全にハルク・ホーガンのあれだ。(爆)

ストリッパーの彼女の踊りのシーンと娘がバスから降りるシーン以外、ミッキー・ロークが出っ放し。
落ちぶれたレスラーの話なんで、厳しい現実が坦々と進む。小汚いミッキー・ロークの顔と相まって、哀愁漂う作品になっている。

最後の終わり方も良し。まさに、プロレスラー。親としては駄目なクズ人間だが、プロレスラーとしては立派だ。

必殺技の「ラム・ジャム」は、単なるダイビング・ヘッドバットなので、プロレスの技術としてはたいしたことは無い。レトロなプロレスである。

お勧め度:☆☆☆ プロレス度:☆☆ 俺度:☆☆☆★