2009年3月5日(木) 21:10~ TOHOシネマズ川崎1
料金:1200円(レイトショー料金) パンフレット:未確認

『7つの贈り物』公式サイト

感動押し付け作品、俺にとっては幼児虐待にしか思えず、極めて不快だった「幸せのちから」。
本作は、「幸せのちからの監督最新作」というのを売り文句にして宣伝している。まるでお前は来るなと言っているようなものなのだが、ウィル・スミスの連敗記録更新かを見届ける意味でも、入場お断りされているようなのに観に行った。

話はミステリー仕立てだ。主人公のベンは、7人の人物のリストを持っており、それぞれの人々に接近、贈り物を与えて人生を変えていく。何のために?
というのが公式サイトで紹介されているストーリーの概略。それ以上は秘密だそうだ。見たことの無い衝撃的な結末に感動するそうだ。

それほど衝撃的でなく、簡単に予想できる展開。そして、相変わらず細部は甘い。アレが心臓病に大丈夫なのかとか筆頭に、考証が十分なされていないような。

そもそも7人を簡単に挙げることができない。エミリー(心臓)、エズラ(目)、福祉の人(肝臓)、あれ(肺)、黒人の坊主(骨髄)、メキシコ女、婆さん
で正解?婆さんに自信が無い。そういやホッケーのコーチもいたな。
なんでその7人がピックアップされたの?事故と関係あるのだろうけど、具体的な説明あった?
ウトウトしてしまったからなぁ。俺が寝ていた時か?

ミステリー仕立てなのに、納得のいく説明をしてくれなかった感が否めない。いや、ウトウトしていたので、俺の見落としかもしれないのだけど。

しかし、運転中に携帯のメールを見るような奴が悪い。自業自得だ。それなのに、選別して施しをくれてやるとは、なんたる傲慢な行為。贖罪としては認められない。
「幸せのちから」に続いての独りよがりの自分勝手な人物。

ただ、ラストのエミリーとエズラのシーンは良かった。不覚にも少し感動。

ウィル・スミス連敗記録継続中。興行では惨敗。内容でも完敗だな。

お勧め度:☆☆ ミステリー解決度:★ 俺度:☆☆