2008年12月5日(金) 21:25~ TOHOシネマズ川崎4
料金:1200円(レイトショー) パンフレット:600円(買っていない)

『デス・レース』公式サイト

日本語の堪能なジェイソン・ステイサムの新作。ジェイソン・ステイサムが出ているのだから、バカな映画に決まっている訳で、もうどうしようもないハチャメチャさだ。ただし、なんとも中途半端な「アドレナリン」や「トランスポーター」と異なり、潔く開き直っている感があり、俺好みの快作に仕上がってる。
念のため、ジェイソン・ステイサムは日本語が堪能ではないぞ。「ローグ・アサシン」で、まともに発音練習もせずに(確証は無いが、そうに決まっている。)、臆面もなく日本語を披露している、そのいい加減な姿勢に対する嫌味だ。まあ、そういう役者であるからこそ、このような作品がとても似合うのだが。

この狂った作品は、伝説の狂った作品「デスレース2000」のリメイクと聞いていた。俺の記憶では、「デスレース2000」は、アメリカ大陸縦断レースを行い、その際民間人を多く轢き殺した奴が優勝というような作品で、車やキャラクターは「チキチキマシン猛レース」みたいなものだったと思う。

今回は、民間人が殺されるのはイカンとうことか、設定が大幅に変わった。
刑務所の経営が民間企業に委託された近未来、囚人を殺し合いさせるコンテンツで企業は収益を上げている。そこに「デス・レース」なる人気コンテンツがある。武器を沢山搭載した無骨な車で、刑務所の敷地内で囚人たちが戦うのである。

怪作「バトル・ランナー」の強化版と思ってくれれば、あながち嘘でないと思う。

元とは、デビッド・キャラダインだったかの主人公の名前がフランケンシュタインだったかで、ライバルのシルベスター・スタ公の役名がマシンガン・ジョーだったかで、名前だけ今作に引き継がれている。

お勧め度:☆☆★ バカ度:☆☆☆ 俺度:☆☆☆☆
あー、面白かった。コレクターズ・エディション出たら、即買いだ!