2008年6月17日(火) 16:30~ チネ2
料金:1300円(川崎の金券屋で前売り購入) パンフレット:800円


神様のパズル [DVD]

  • 出版社/メーカー: TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)
  • メディア: DVD



『神様のパズル』公式サイト

孤独な天才少女と落ちこぼれロッカーが、宇宙を作る話だと聞いていた。
概ね間違いは無い。勝手に、天才と落ちこぼれが、いがみ合いながら、最後の目標に向かっていく、ほのぼのな映画だと思っていたのだが、ヤシマ作戦みたいな展開を見せて少し驚いた。

天才少女は、初代海賊版撲滅運動の皆の嫌いな黒い涙の谷村美月。(皆の嫌いなは、黒い涙を形容。)「檸檬のころ」で気に入ったので、彼女を観に行ったようなものだ。チラシなど宣伝では、普通の服装をしているのだが、作中は全編ジャージ。しかも、「檸檬のころ」の貧弱さから驚異的な成長を見せている?!

落ちこぼれロッカーは、市原隼人。原作では、物理学専攻の学生なんだが、映画では、そいつは双子の弟にして海外に遊びに行かせ、フリーター&ロッカーを目指す兄が代理出席で大学に行き事件に巻き込まれる構成になっている。原作を読んでいないので比較はできないが、そのアイディアはいいんじゃないか?原作先に読んでいたら、逆のこと言うかもしれないけど。
市原は、頭の悪そうなナイスガイ役が、とても良く似合う。

映画は、前半、大学の珍しく面白い講義みたいで、えっ意外と知的なエンタテイメント?と、思わせたりする。東映臭が感じられない。ただし、クライマックスがいたずらに長くて、ちょっと退屈して興醒め。こんなところに無駄に金をかけなくて、タイトにすれば良かったのに。

三池の遊びは、今回は適度。映画にうまくはまっている。

二代目本郷猛が、情けない先輩を演じている。まるでLみたいな容姿。
石田ゆり子が教授役で、おばさん呼ばわりされている(涙)。まあ、北乃きいの母親役するぐらいだから仕方ないか。
またもや登場、國村隼。

東映にしてはセンスがいいんだが、案の定、映画はヒットしていない模様。

パンフが高いのは、主題歌のCDが付いているから以外の何ものでもない。

お勧め度:☆☆★ 見に行ってやれ度:☆☆☆★ 俺度:☆☆☆

↓原作。日本のジェリー・ブラッカイマーに成り損ねた男、原作の出版と映画の製作総指揮も担当。

神様のパズル (ハルキ文庫)

  • 作者: 機本 伸司
  • 出版社/メーカー: 角川春樹事務所
  • 発売日: 2006/05
  • メディア: 文庫


↓漫画。

神様のパズル 1 (Flex Comix)

  • 作者: 内田 征宏
  • 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
  • 発売日: 2008/06/04
  • メディア: コミック


↓劇中の重要曲。

第九 21連発!!!

  • アーティスト: ベートーヴェン,小澤征爾,クーベリック(ラファエル),ベーム(カール),ハイティンク(ベルナルト),ホグウッド(クリストファー),マリナー(サー・ネヴィル),ジュリーニ(カルロ・マリア),マズア(クルト),ブリュッヘン(フランス),デイヴィス(サー・コリン)
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2001/12/21
  • メディア: CD



↓名作。後半の谷村パートは。

檸檬のころ

  • 出版社/メーカー: バップ
  • メディア: DVD