2022年6月23日(木) 18:15~ チネ3
料金:1000円(障碍者割引)


ドリューのやつと同じタイトル
『炎の少女チャーリー』公式サイト

原題は、ファイヤ・スターターなのだが、昔のドリュー・バリモアで映画化された時と同じ邦題が使われた。大コケしたと思われる昔のやつは観ていないので、リブートの表現が正しいのかどうかもわからん。キングの原作は、原書でトライしたが、速攻で挫折した。
本作は、徹頭徹尾、悲惨な話だな。なんの救いもないが、羽火屋殺しの悪役みたいな男とチャーリーが生きていくような終わりは、何かの救いななだろうかとも感じてしまう。
押尾の嫁という現実では悲惨な人生となった矢田亜希子の似たような超能力の発火人間映画「クロス・ファイヤ」のほうが、なんぼか救いがあったな。宮部先生の原作には、全く持って救いはなかったが、
この悲惨な映画であるが、あまりに悲惨なので、のんいりした描写が無いため、あっという間に時間が過ぎる。そもそもの尺も短いので、体感時間1時間くらいでないか。テンポのいい快作だ。オープニングでジョン・カーペンター先生の名前が出てくるのだが、音楽でかかわっていたようで、全編ハロウィンみたいな曲が流れている。
ドリュー版の当初の監督は、カーペンター先生だったようだが、降板し、B級の名人マーク・L・レスターが撮ったそうだ。ちょっと激しく観たいぞ。邦題がへんちくりんなのは、「ストリート・オブ・ファイヤー」との混同を避けるためだというが、本当かよ。

お勧め度:☆☆☆ 大泥棒度:☆☆★ 俺度:☆☆★