2022年5月15日(日) 13:00~ ヒューマントラストシネマ有楽町1
料金:1000円(障碍者割引)


『プラダを着た悪魔』と同じような売り方は違うだろう。
『マイ・ニューヨーク・ダイアリー』公式サイト

そんなに単純なサクセスストーリーではない。自分探しの話のようである。『プラダを着た悪魔』好きには、合わないと思うが、こちらの方が、普通の人には、共感できる話でなかろうか。ここでもリプリーが出てくるが、背低くなっていないか。お婆さんになったから縮んだのか。
本作を鑑賞していたらしい老夫婦(一緒に観るとか、いいセンスしているじゃないか)爺ちゃんのほうが、「サリンジャーは、高校の時に読んだけど、俺は、赤ずきんちゃんのほうが、心に残ったよ」と仰っていたが、「赤ずきん」って、「赤ずきんちゃんご用心」でなくて、「赤ずきんちゃん、気をつけて」だな。庄司薫なんぞとサリンジャー、何の接点があるのかいなと思ったら、文体や作風の類似が指摘されたそうな。サリンジャーは読んだことがないので知らんのだが、庄司薫の小説は、正直面白くなかったぞ。そして、庄司薫氏は、わが母校、埼玉県立不動岡高校の創立90周年記念の講演でいらしたが、話も死ぬほどつまらなかったぞ。
忘れていたが『プラダを着た悪魔』も自分探しだったようだ。そういう意味では同じなのかもしれない。
お勧め度:☆☆★ サクセス度:☆★ 俺度:☆☆