2014年6月21日(土) 19:30~ TOHOシネマズ川崎プレミアム・スクリーン
料金:0円(シネマイレージカードポイント利用)


まるで、ドログバが出て来た瞬間のコートジボワールのよう。リー先生が出て来た瞬間に名作に切り替わる。

ブルース・リーの未完作品「死亡的遊戯」のアクション・フィルムから創作された。
40分ほどあったらしく、リー先生を含む3人が戦っていたそうなのだが、リー先生以外の2人の映像を本作で追加することが諸事情により不可能(一人は死亡)ということで、リー先生出演シーンのみが使用された。そういう意味で正味10分ちょっと。
その他は、「ドラゴンへの道」のアクション・シーンを含む過去シーンの引用、多くはアップシーンを使い、この映画用のセリフに変える。タン・ロン(職業ブルース・リー)にサングラスをかけさせる。タン・ロンとユン・ピョウにアクションをさせる。などで対応。
ユン・ピョウは、倉庫でのオートバイ格闘シーンを担当していると思うのだが(根拠無し)、なかなか健闘している。

リー先生の弟子、オハラことボブ・ウォールがここにも登場。空手大会でサモハンに勝利し優勝するも、タン・ロンかユン・ピョウのどっちかに負ける。

10分正味のシーンのリー先生のアクションは素晴らしい。
ラジャ・ライオンならぬアル・ジャバーを含めても3人としか戦わない。矮小な規模の悪役とはいえ、残り2人いる。強敵ジャバーを倒したリー先生。例のトラックスーツが、ジャバーとの戦いでの汚れも洗い流されて、新品の状態で雑魚敵を倒しに向かう。

しかし白人の雑魚敵が意外にも強いのは、中身がリー先生から入れ替わってしまったからか。

アイコラのように、リー先生の顔写真がペタンのシーンが多いと聞いていたが、それは1箇所だけだった模様。顔が浮き出ていて、これは酷い。

まあ、ユン・ピョウの(?)オートバイ格闘、サモハンVSオハラ、リー先生の雄姿ぐらいを観れば十分だ。ああ、最後の悪役の爺の転落は笑える。

過去以上に物凄いヌンチャク技を披露。

これは、「新・死亡遊戯 7人のカンフー」
セミ・タートルネック(?)状態のトラックスーツがカッコ悪い。
こいつの主演映画の記事。「ブルース・リー物語」

お薦め度:☆☆★ 偽物度:☆☆☆ 俺度:☆☆★