2014年3月15日(土) 21:20~ TOHOシネマズ川崎3
料金:1200円(レイトショー) パンフレット:未確認


残虐度とユーモア控えめ。センスに欠けた程々のリメイク。

『ロボコップ』公式サイト

ネタバレ。

マーフィーの損壊シーンが、腕は千切れの銃殺から、車の爆破に変わった。
オムニ社は、デトロイト警察を経営しておらず、アナハイム・エレクトロニクスのようなメーカーに過ぎない。
ロボコップは、当初から人間時代の記憶がある。途中で判断回路などを改造され、人間味を失ってしまう。
時折差し込まれたニュース映像が、サミュエルLジャクソンの変なプロパガンダ番組になった。

設定変更が、反対方向に作用してしまっている。

ロボコップにオムニ社との雇用関係が無いため、最後の"You are fired!" "Thank you"がまるまる無いのは、致命的な問題。
意思の力で命令も解除させてしまうことだとは何事か。脆弱なコンピュータ制御だ。手に意思が宿るとでもいいたいのか。楳図先生かよ。
脳改造も意思の力で克服するし。しかし、判断回路だけは、都合よく元に戻らなかった模様。、

当初の監督は、オリジナルのヴァーホーベン先生にも劣らない変態ダーレン・アロノフスキーが予定されていたそうだが、彼だったらどうなったかと思うと残念でならない。

ゲイリー・オールドマンが「バットマン」同様、ヒーローの味方で、先々代「バットマン」が悪役。
サミュエルも出ているしで、ヒーロー映画大集合の感。
マーフィーの嫁は、「エンジェル ウォーズ」だし。

昔のテーマ曲が出てくるのは、気分高揚して良し。

お勧め度:☆☆★ 残虐度:☆☆ 俺度:☆☆☆