2013年1月14日(月) 18:40~ TOHOシネマズ川崎2
料金:1000円(TOHOシネマズデー) パンフレット:未確認


切ないバッドエンド終わる。

『LOOPER/ルーパー』公式サイト

30年後、死体を身元不明にすることが出来なくなっており、マフィアなどは消したい人間を、30年前の過去にタイムマシンで送り込み、ルーパーなる執行人に始末させている。ルーパーを仕切っているのは、30年後から来た男だ。
ルーパーであるジェームズ・マカヴォイみたいな奴の前に、30年後の自分ブルース・ウィリスが送り込まれるが、取り逃してしまう・・・。

マカヴォイみたいな奴は、「メタルヘッド」でパンクロッカー、「50/50 フィフティ・フィフティ」のヘタレな青年など、謎の演技派ジョゼフ・ゴードン=レヴィットだった。

30年で人間どれだけ変わるのかと、あそこまで変わることはないだろう。
似ていると言えば似ていないことものないことはない。

その点、こいつらは雰囲気がそっくりだった。


30年後と共闘する話なのかと思っていたのだが、30年後は妻の死亡を阻止するために、暗黒街のボスを幼児の時に始末しようとタイムリープしてきた奴で、組織より処刑の命をうけるも任務に失敗し、取り逃したルーパーは、逆に自分の命が危険にさらされたため、30年後の自分を倒そうとするという対立関係。

現在の自分は、幼児の母に惚れてしまうが、30年後は鉄の意志で思いを振り切る。何故可能なのだ?

30年後の暴走を食い止めるため、バタフライ・エフェクトのような選択をする現在だが、ターミネーター2のほうが近いか。

自分を強制排除してしまうので、結果30年後は存在しないから、幼児の母への恋心は、30年後には存在しなかった?

様々なメディアで評価が高く、映画祭で脚本賞を多く受賞している作品だが、未来の俺と今の俺のアッパーなバディ・ムービーを勝手に期待していた俺には、つまらなくはないのだが、お門違いだった。

色々な映画をマージしたような、アセンブルしたような感じだし。まるでボストンはトム・シェルツの曲のように。

ルーパーというと、これを思い出す。


お勧め度:☆☆★ バディ度:☆ 俺度:☆☆★