2012年6月30日(土) 16:40~ TOHOシネマズ川崎プレミアムスクリーン
料金:0円(シネマイレージカード ポイント使用)

『愛と誠』公式サイト

往年のアナクロな純愛(?)不良漫画が原作。原作者は梶原先生だ!

今時こんな題材真面目に撮れないだろうということで、三池の手による本作は、古い歌謡曲のミュージカル仕立てのコメディだ。

しかし、東映のセンスと言うべきかか、三池の「スキヤキ・ウェスタン ジャンゴ」と同様、突き抜けていない、何か痛々しいすべるギャグの映画だった。

館内では、オヤジの笑い声のみ響き、若者の笑い声は聞こえない。半分くらいは若い客だったのだが。

ミュージカル仕立てでもあるのに、一青窈以外、歌唱力がかなり低いこと、選曲のセンスがいまひとつ宜しくないことも問題だ。(流石に余さんは聞かせるものがあったが。)
そして、何故すべてフルコーラスなんだ。

冴えないながらも滅茶苦茶な映画なので、ストーリーなど無いに等しいのだが、中盤までの原作の主要登場人物は押さえている。砂土谷峻以降が出てこない。ブッキーの大賀誠は、意外にイメージに合っている。原作にも秀樹にも。

1972年の設定なのに、総武線みたいな電車が新し過ぎる。

お勧め度:☆☆ すべり度:☆☆☆★ 俺度:☆☆

「早乙女愛、君のためなら死ねる」の人、岩清水弘。

原作で有名なシーン。怖い。


岩清水弘から派生。死ねるリストの岩清水健太郎。「1・2の三四郎」に登場。

勿論名前の由来はこの人。