2012年3月3日(土) 21:40~ TOHOシネマズ川崎2
料金:1200円(レイトショー料金) パンフレット:未確認

『TIME/タイム』公式サイト

25歳になると老化が止まるが、余命が1年となってしまう。
その余命時間が通貨の代わりになり、労働の報酬は時間で払われる。
飯を食ったり、酒を飲んだり、バスに乗ったりの消費は、余命時間を分単位、時間単位で支払う。
人間間で余命時間の共有が可能。譲渡することもできれば、パスワードなどのセキュリティは無いので、巻き上げることもできる。

という誰が作った社会システムなのか、設定が極めて謎で、何の説明も無い。

富裕層とスラムで、完全にゾーン分けされており、スラムの時間を富裕層が吸い取るという構図だ。

きっと革命みたいな言わば「バトルランナー」みたいな体制崩壊ものなのだろう。
ありがちな内容なので、あまり期待しないで観たのだが、思ったよりは面白かったよ。
革命と言うより、「ボニー&クライド」だ。

が、楽しめたのは思うに、ほとんどアマンダ・サイフリッドのお蔭だ。

相当にテクノロジーの進化した近未来の筈なのだが、交通機関、通信機器、建物、下水道など、現代からほとんど進歩が無いのが情けない。「ガタカ」の監督は、詳細な設定が苦手なのだろう。

それにしても、変な社会システムだなぁ。
どうしてこうなったのか説明しろよ。

ワイスと喋っていた黒幕みたいな奴らは、どうなった。

そして、時間管理局の奴筆を頭に、25歳に見えない人物が多数いる。

お勧め度:☆☆★ ボニー&クライド度:☆☆☆ 俺度:☆☆☆

「ガタカ」が、才能あるものへの嫉妬なら、こちらは、富の再配分だ。
監督は、思想的に極左の人なのか。