2012年1月7日(土) 21:10~ TOHOシネマズ川崎3
料金:1200円(レイトショー) パンフレット:未確認

『哀しき獣』公式サイト

バイオレンス韓国の中でも、異常なほどの疾走感と凄まじい救いの無さで、圧倒的存在感を示した「チェイサー」。

その監督と役者がトリオで再登場だ。期待するよな。

相変わらずの疾走感溢れるバイオレンスぶりで、主人公の男の逃走能力は、ハリソン・フォードのそれを遥かに凌駕する。
チェイサーで異常なスタミナを見せたデブだが、今回はターミネーター級の無敵ぶりを誇る。
そして、韓国の警察は、相変わらず無能だ。

と、バイオレンス描写は、素晴らしいのだが、ドラマ部分が困ったものだ。
代理殺人の話で、登場人物がかなり入り組んでいる。沢山出てくるし。
特に、女性キャラクターの顔の区別がつかない上に、最後の方に出てくる謎の銀行員も依頼主だったりし、人間関係がいまいちよく判らないので、少しばかりチンプンカンプンのまま終了している。

女の顔を凝視し、記憶に叩き込んで見なければ、事件の真相が理解できない。
(多分、あの女は教授の嫁。銀行員と不倫関係。しかし、銀行員が主人公を見て慄く理由が判らん。)

俺の頭が悪いだけなのかもしれないが。

シンプルな構造の「チェイサー」のほうが明らかに出来は上。

お勧め度:☆☆★ 血糊度:☆☆☆★ 俺度:☆☆☆