2012年1月3日(火) 14:10~ TOHOシネマズみゆき座
料金:1000円


天井桟敷の人々 HDニューマスター版 [DVD]

  • 出版社/メーカー: エスピーオー
  • メディア: DVD



『第二回 午前十時の映画祭 何度見てもすごい50本』公式サイト

TOHOシネマズの『午前十時の映画祭 何度見てもすごい50本』の赤の50本のひとつ。

1980年にキネマ旬報で、日本で公開された外国映画で第一位に輝いた名作。
と言うことで、名前は知っていたが、白塗りのパントマイム野郎が出ているというぐらいしか内容を知らない。

なんと天井桟敷の人は、劇場の天井桟敷で劇を見て喚いているだけであって、実際は、劇団員やギャング、伯爵入り乱れてのラブストーリーだった。

入り乱れてであるので、男女関係のもつれなのだが、その中心となるガランスなる女性が、あまりにも魅力に乏しいので、どうにものれない。

ナイスガイのフレデリックとか意外といい奴のギャングとか根性の曲がりきった伯爵とか、男のキャラクターはいいのだが、ガランスがすべてのマイナス要素となっている。白塗り役者バチストが、団長の娘ナンシーよりガランスに固執理由が判らない。明らかにナンシーの方がいい。ガランス役が、イングリッド・バーグマンとかだったら・・・。

脇役の男のキャラクターでは、古着商のオヤジがいい。何故にあそこまでバチストの目の敵にされるのか。劇中劇でも白塗りのバチストが古着商役の役者を狂気の目で刺す演技をする。ガランス曰く「あんな目見たことない。」

お勧め度:☆☆☆ 天井桟敷度:☆ 俺度:☆☆★
原題:Les enfants du Paradis「楽園の子供たち」なので、天井桟敷、関係無いじゃないか。