2011年9月1日(木) 16:25~ 109シネマズ川崎8
料金:1000円(映画サービスデー) パンフレット:未確認

『ハンナ』公式サイト

「つぐない」の恐るべき演技力(容姿はいまいちだが)の少女シアーシャ・ローナン主演のアクション・スリラー。
共演は、父親にエリック・バナ、仇役にケイト・ブランシェットと微妙に豪華。
監督は、「つぐない」のジョー・ライトで、文芸的な物ばかり作っていたのが、初アクション。

幼い頃から殺しの英才教育をされた云々とあるので、「エンジェル・ハート」の台湾マフィアの組織のようなものかと思っていたが、CIAの強化人間計画のようなものだった。幼児を訓練でなく、胎児の時から改造。

細かい経緯は描かれていないが、シアーシャ・ローナンの母は貧乏で強化人間計画に協力する。強化人間計画の責任者はケイト・ブランシェット。どういう理由かわからないが、計画は中止、関係者の口は封じることに。エリック・バナは、シアーシャ・ローナン母とネンゴロになっているようで、母娘の逃走を助ける。追ってくるケイト、母は射殺されるも、エリックと幼いシアーシャは逃げ切り、娘をノルウェイの小屋でサバイバル訓練。訓練も十分に終わり、ケイトと決着を付ける時が来た!

ということだと思うのだが(親子関係とか恋愛関係とか口封じとかすべて推測)、アクションに気を取られすぎたのか、人間関係の描写がいまいち不足していると思われる。そもそも決着を付けなくてはいけない理由が判らない。そして、バナは何をしたいの?
シアーシャ・ローナンのアクションは及第点だが、全体的には控えめなので、こっちの方でも不満が残る。
アクション極小で、スリラー要素を強くしストーリー強化したほうが、良かったのでないか。
ヤンキー家族とのエピソードも中途半端だし。

お勧め度:☆☆★ サバイバル度:☆☆☆ 俺度:☆☆★