2011年8月27日(土) 19:30~ TOHOシネマズシャンテ1
料金:0円(シネマイレージカード ポイント利用) パンフレット:未確認

『ハウスメイド』公式サイト

「下女」という1960年の韓国映画が元ネタだそうだ。

「母なる証明」「息もできない」を超える衝撃とか言っているしなので、メイドが暴れるサイコ・ホラーみたいなのを、勝手に想像していたのだが、「母なる証明」「息もできない」みたいに猟奇的なところは無い。
心理的に陰湿なダウナーな作品だった。メイドが暴れるのでなく、雇い主から苛められる状態。

雇い主の金持ちの家族が、8歳の娘以外クズ揃いなので、爽快な復讐を期待したのだが、願い適わずダウナーな状態で終了してしまった。まあ、メイド自体も男にだらしないカスみたいな奴なんで、それほど感情移入できないのだけど。

全体的にかなり不快な話なのだが、メイドの上司の婆さんユン・ヨジョンが、時折笑わせてくれる。

本作は、カンヌのパルムドールにノミネートされていた。
そういう意味で、内容は推して知るべしだった。

「イルマーレ」や「ラスト・プレゼント」でいい人だったイ・ジョンジェが、鼻持ちなら無い嫌なボンボン。

お勧め度:☆☆★ サイコ度:☆ 俺度:☆☆