2011年8月14日(日) 16:35~ TOHOシネマズ川崎3
料金:900円(TOHOシネマズデイvit購入) パンフレット:未確認

『モールス』公式サイト

スウェーデン映画『ぼくのエリ 200歳の少女』のリメイク。オリジナルは、昨年公開されたばかりでないか。(スウェーデンでの公開は2008年。)

凄く細かい処は覚えていないが、トラヴィス状態の主役の少年、おっさんが血を抜き取る方法、吸血姫が空腹で我慢できなくて男を襲うところ、おっさんが濃硫酸を浴びる、少年がいじめっ子の耳に傷を負わせる、噛まれると感染し陽に当たると燃える、少年がプールで沈められそうになる、クビがもげるなどいじめっ子惨殺される、スーツケースに隠して運搬。
オリジナルに忠実というか、芸が無いほどそのまんま。リメイクというよりコピーとか盗作といったレベル。
脚本をそのまま使っているのでないかと思ったよ。でも、少なくともスウェーデン語から英語への翻訳は必要か。

唯一、明らかに異なるのは、クロエちゃんの下半身が露呈されないところだ。
オリジナルは、そのシーンにぼかしが入っていたので、見たときは気がつかなかったが、そこには男性のものを除去した痕があったという位置付けである。

クロエちゃんだから露呈しないのか、あるいは、その設定を無き物にしたのか。
オリジナルと同様、「わたしは少女じゃないの。」という台詞があり、当初の俺の解釈通りにババアだから少女じゃないということなのか。オリジナルでは、女でないという意味も含まれていたと思われるが。

いずれにせよ、クロエちゃん以外は、何も変わらないので、彼女のファン以外は、オリジナルを観ればいいよ。

おまけに、クロエちゃんの大暴れシーンのダイナメーションのような動きとプール惨殺でのチープな首の造型には失笑を禁じえない。

お勧め度:☆☆ コピー度:☆☆☆☆ 俺度:☆☆☆