2011年7月23日(土) 17:50~ 三軒茶屋中央劇場
料金:0円(二本立ての二本目 パンフレット:非売

『ウッドストックがやってくる!』公式サイト

ウッドストックのコンサート開催地に名乗り出た田舎町の話。
保守的なユダヤ人の母親と何事もやる気の無い父親の経営するモーテル。経営難で借金を抱えているが、それを返済しようと町の商工会長の息子(本業は、都会でのデザイナー)が、コンサート誘致に乗り出す。

とういう内容なので、コンサートは中心でない。ステージの映像なんて、全く出てこない。

コンサートを巡るヒッピーや地元民、ゲイなど人間模様の映画だ。

この時代だからか、ヒッピーのドラッグに妙に肝要なんだけど、この時代なのにゲイにも肝要なのは、驚いた。
「ブロークバック・マウンテン」のアン・リーだからかいなと思ったが。主人公の青年、物語途中で目覚めるような描写だった。

しかし、本人が関わっている原作では、ゲイに関してはかなりの比重で書かれているらしい。子供の頃から、ユダヤ人でゲイでデブでと、苛められていたとのこと。

寧ろ、軍曹のオカマは登場するしで、映画としてはゲイねたは軽いノリで処理している。

色々とエピソードがあるだが、それぞれ散漫な感があり、バタバタと終わった。まあ、3日間のコンサート誘致の話なのだから、バタバタしているのは、当たり前なのだが。

最終的に印象が残らないということは、主人公のキャラクター設定が、いまひとつ弱いからでないだろうか。

と、実は、ライブ映像が無かったので、それが一番のガッカリポイント。

お勧め度:☆☆★ ドラッグ度:☆☆☆☆ 俺度:☆☆★