2011年7月15日(金) 18:30~ ヒューマントラストシネマ有楽町1
料金:1000円(Club-C会員料金) パンフレット:未確認

『水曜日のエミリア』公式サイト

『月曜日のユカ』のようなタイトルだが、話の内容に共通点はない。

職場の上司と不倫し、妊娠した挙句、略奪婚に成功するも、出産した子供は8日で死亡、継子との関係はしっくりせず、元妻から思い切り罵倒される。そんな状況で、女にだらしのなかった父に当り散らしたりの、大暴れした結果、「もう無理だ」と亭主から最後通告。結局、家を出て行ったエミリアはどうする、継子のウィリアムとの関係はどうなる?

ナタリー・ポートマン演じるエミリアは、考えないで喋ってしまうようで、何度も、しかも初対面の相手にさえ、すぐ失言し酷いことを言っており、慌ててI'm sorry.と取り繕っている。と、根本的に性格が宜しくないのだろう、このキャラクターに共感できないので、いまいち話にのめり込めない。

元妻というのが輪を掛けて性格が悪いのだが、息子の頼みを聞く所などは、結構いい奴じゃないかと、そのギャップから、こいつのほうが好感度がアップした。
しかし、42歳設定なのに50歳以上にしか見えない容姿はいかがなものか。ナタリー・ポートマンと計画的な出張を組むジャックの卑怯な魂胆も判らんでもない。

まあ、人格者は一人も出てこないので、極めて人間臭い映画だ。

後半の纏め方は、強引というか何かあっけない。しかし、アメリカ映画らしくなく、ドラマティックでないところもリアルっぽいか。

お勧め度:☆☆☆ 失言度:☆☆☆☆ 俺度:☆☆★