2011年6月18日(土) 17:15~ 銀座シネパトス2
料金:1500円(チケットぴあで前売り購入) パンフレット:600円(買っていない)



『レイキャヴィク・ホエール・ウォッチング・マサカー』公式サイト

捕鯨で生計を立てていた家族が、捕鯨禁止になって鯨ウォッチの観光客相手のお土産製造販売に商売を変えるが、実は鯨ウォッチの観光客を拉致し殺害しているというアイスランド産スラッシャー映画。
理不尽なパッシングを受けて日本からフェードアウトするも、海外で再登場の裕木奈江出演。(出演する映画のレベルが下がっている・・・。)

出てくる観光客が、別に助からなくていいよな感じのゲス揃いなのだが、残念なことに殺戮一家の能力があまりにも低く、戦闘的には観光客に分があるように思われる。これは、スラッシャー映画としては、大問題ではなかろうか。

そして、裕木奈江が、他人を操って一人勝ちなのだが、その手練手管がどうにも理解できず、全くもって腑に落ちない。
そして妙に格闘能力が高いのも。(その強さは、実際は、笑えるところだ。)

最悪は、観光客の日本人のオヤジで、言葉はインチキ日本人ながら、中身が日本のオヤジそのままなので、全く持ってやり切れない。(これも実際は、笑うところだ。)

レザー・フェイス出演と聞いていたが、誰なのと思っていたら、事故で死んでしまう船長役。チェインソーは振り回さない。

まあ色々欠点もあり、創世記にあったような凡庸なスラッシャー、グロ度も控えめで初心者向けであるが、退屈はしないし、間抜けな描写も笑えるので、巷の評価ほど酷くはないと思う。
そもそも捕鯨国としては、他人事でない話だしな。

お勧め度:☆☆ レザー・フェイス度:☆ 俺度:☆☆★