2011年3月26日(土) 16:20~ シネ・リーブル池袋1
料金:1000円(Club-C会員料金) パンフレット:未確認

『トゥルー・グリット』公式サイト

ジョン・ウェインがアカデミー男優賞を獲得した「勇気ある追跡」のリメイク。大昔テレビで観たが、まったく覚えていない。

今回の監督は、コーエン兄弟であるが、意外に正攻法で演出している。

父親を殺された14歳の娘が、飲んだくれの保安官を雇い、犯人を捕まえようとする。

この小娘が、何かと「訴えてやる。」
同じ「訴えてやる!」の上島竜兵と違うのは、異常に理屈っぽく、金の亡者のような爺さんもやり込めてしまう。
よって生意気で可愛くないので、マット・デイモンに尻を叩かれお仕置きをされる。

その後、マット・デイモンとも和解し、ジェフ・ブリッジスの好意も得るが、観ている方としては何とも好感度があがらない。

物語の最後、小娘の25年後も嫌味な人間であったので、コーエン兄弟の演出は正しかったのだろう。

キャラクター設定は、曲者コーエン兄弟らしかったか。

しかし、巷の評判の割には、個人的には肩透かし感が否めない。
どうにも盛り上がりに欠ける。

お勧め度:☆☆☆ 訴訟度:☆☆☆★ 俺度:☆☆★