2011年1月25日(火) 19:30~ TOHOシネマズみゆき座
料金:1300円(シネマイレージデイ) パンフレット:未確認

『完全なる報復』公式サイト

復讐映画の新機軸。犯人に対してだけでなく、法にも復讐。

妻と娘を強盗に殺されたリーアム・ニーソンジェラルド・バトラー。犯人の二人は、ジェイミー・フォックスの司法取引により一人は極刑となるが、殺人を犯した犯人が5年の刑となってしまう。10年後、犯人の死刑を始まりとして、怒り心頭のニーソンは報復を開始する。

報復の手法が、かなり残虐で情け容赦が無い。デブの処刑など、「ホステル」を思い出したぞ。実際切るところは無いけど。
また、一部事件と係わりの無い者も、戦略的事情から殺害している。
ということで、悪人がバシバシと処刑される、復讐映画に感じられる本来のあの爽快感が皆無だ。

刑務所のニーソンバトラーは、どうして内部から報復を続けられるかというトリックの部分は、そこそこ面白いので、司法制度への怒りの報復といった、中途半端にニーソンバトラー側に観客が加担しそうな設定でなく、ニーソンバトラーを徹底的な悪のキャラクターにしたほうが、楽しめる作品になったと思われる。

報復手段が酷いので、この主人公には、感情移入できないのが残念。

お勧め度:☆☆★ 情容赦無し度:☆☆☆☆ 俺度:☆☆