2010年12月26日(日) 17:10~ 銀座シネパトス3
料金:0円(二本立ての二本目)

銀座シネパトスの「虹を渡って来た男 谷啓ガチョーン伝説」の一本。まずは、映画館発行のチラシから当作品の解説を引用。

<引用開始>
4年ぶりに出所した詐欺師川本純平と詐欺系刑事・長島。二人には奇妙な友情が芽生えていた。全国を股にかけている四人の詐欺師とその彼らを追う刑事を描いた喜劇。
<引用終り>

解説が全く間違っているのだが。
刑事(坂上二郎)は、退官。後を追う訳で無い。

コンビナート建設を巡る贈賄疑惑から、金を奪い取ろうとする詐欺師の話で、漁港を壊してコンビナートにするというのだから、社会正義的な要素があり。

カリオストロの城みたいに、小悪党が大悪党を懲らしめるようなのを途中期待したのだが、金を奪ったら逃げるだけだったので、少しばかり残念。結果的には、大悪党たちの不正が明らかになり、獄中に入れられるようだが。奪った1億円は、予想通り4人組の中の女詐欺師が、他の連中を騙して独占した。
ということで、少々痛快さに欠ける。
谷啓の味も、あまり出ていないし。

ちなみに二郎は、タコ社長が悪徳町長をやっている役所の守衛。刑事じゃないよ。

詐欺師の一味に岸部四郎。あの顔で結婚詐欺専門だ。女を落とすのに物凄い自信。

谷啓の訳ありの実の娘であり、何故か四郎と仲良くなる娘に、本田みちこさん。「ザ・ゴキブリ」なる映画で知った可愛い人だが、この映画ではそれ程でもなかった・・・。

お勧め度:☆☆★ 痛快度:☆☆ 俺度:☆☆☆