2010年12月6日(月) 21:00~ 銀座シネパトス1
料金:0円(名画座回数券利用)



銀座シネパトスの「70年代アイドル大全Vol.1 小谷承靖監督の世界」の一本。まずは、映画館発行のチラシから当作品の解説を引用。

<引用開始>
長くソフト化されないが、ファンによって熱烈に愛され続けている伝説的アイドル映画。当時大人気のフォーリーブス(北公次、おりも政夫、江木俊夫、青山孝)が、孤児院を出て四人四様の職業を探すけなげな若者に扮する。やがてアイドルグループを目指す彼らは、アイドル映画の約束を破る衝撃的な悲劇に見舞われる。郷ひろみの共演もおいしい見所だが、その美少年ぶりは今見ても驚き。
<引用終り>

ソフト化されていないジャニ映画で観たかったものの一本。「課長島耕作」と「三等高校生」を早く見せろよ。

北公次のジャニ爺の性癖暴露本に覚醒剤、江木俊夫が女性の酒に覚醒剤混入など、何ともスキャンダラスな存在になってしまったジャニの先輩格フォーリーブスの映画。

昔の記憶どおり北公次は、妙に暗い青年であり、本作でも友情には熱いがちょいと屈折した役回り。衝撃的な悲劇に見舞われるのは、彼をおいていないよな。

いい人っぽい青山孝とおりも政夫は、やはりいい人で、その名を地に貶めてしまった江木俊夫は、一人能天気な役を軽妙に演じていた。

タイトルの「急げ!若者」だけでなく、結構多くの歌が使われている。「地球はひとつ」(何と作詞は北公次)も出てくる。ビデオクリップ集な映画でもある。

意外だったのは、「急げ!若者」が、皆結構なハイトーンで歌っていること。「急げや急げ!」のところなんて、もう少し気合が入っていると思っていた。まあ、上映前に流れていた「踊り子」も「ブルドッグ」も記憶と違いハイトーンだったのだが。はっきり言って、もう少し歌が上手かったと記憶していたよ。

話はどうしようもなくつまらねーが、「急げ!若者」を何度も聴けたから良しとする。

お勧め度:☆☆★ 公ちゃん度:☆☆☆★ 俺度:☆☆☆