2010年11月10日(水)
録画再生(BS h 9月7日22:00放送)





角川映画が流行っていた頃、テレビコマーシャル効果は、映画の興行収入に絶大な効果を与えていたと思われる。本作も、映画の雰囲気とまったく乖離した謎のイメージ・ソング「ミステリーナイル」が、テレビスポットで何度も登場していた。当然、この曲は、本編のエンドロールにさえ流れない。(当時の日本公開版は知らない。)

アガサ・クリスティーの古典的探偵小説は、古典であるゆえに、古典的なトリックやプロットであるため、今となっては、容易に犯人は解ってしまう。
(子供の頃、初めて「ABC殺人事件」とか「アクロイド殺し」を読んだときは、ビックリしたものだったが・・・)
しかし、倒叙推理として見れば、面白くないこともない。

だが、本作は、ミア・ファローを中心とした有名俳優の妙な演技を楽しむむのだ。

監督は、超大作オヤジのジョン・ギラーミンだが、ギミックなしで普通の演出をしている。

お勧め度:☆☆★ ギラーミン度:☆★ 俺度:☆☆