2010年7月29日(木) 20:35~ ヒューマントラストシネマ渋谷2
料金:1000円(Club-C会員料金) パンフレット:600円(買っていない)

『シーサイドモーテル』公式サイト

山の中にあるシーサイドと名づけられたモーテル。
詐欺化粧品を売るセールスマンと部屋を間違ってやって来た娼婦、
チンピラと彼女、チンピラから借金の取立てで追い込むヤクザと弟分、チンピラを痛めつけるために現れた温水、
下町で格安スーパーを経営しているオヤジとその夫人、
キャバ嬢を旅に連れ出したジャガーの男、
それぞれ別の部屋に入っている。
ついでに、警邏中の警官二人。

バラバラの話が、グルグルと纏まっていくパターンの話を当然期待する訳だが・・・

しかも癖のある登場人物に、演じるのは、かなり豪華な役者たち。

なんと断片的にしか、各部屋のエピソードは繋がらない。
あいつが、こういう行動を取ったから、こいつは、こういう目にあったなどというのは、記憶の限りでは、社長のオヤジが呼んだ娼婦が、連絡ミスでセールスマンの部屋に入ったということだけ。
他に何かあったっけ?
あ、ジャガー男のぎっくり腰での救急車コールが、引き金になったというのはあったか。
と、ほとんど覚えていない。くらい無い。あるいは、印象に残らない。

期待が飽和点超えるレベルだっただけに、ガッカリ感が尋常じゃない。
単発のギャグも笑えないものが大多数。すべてと言っても過言ではない。

脚本が駄目と思ったが、何と原作のマンガがあるそうだ。
そもそも、原作が悪いのか、脚色の失敗なのか。

何を演じても素敵な麻生久美子さんだけが、この映画の取柄だ。
璃子ちゃんは、賢そうに見えるので、ミスキャストか。
玉山鉄二と山田孝之はまた共演かと思ったら、あっちの共演は玉木宏だった。相変わらず、この二人の区別がつかない。

最後の写真の謎は、無視することにする。

お勧め度:☆☆ 群集度:☆ 俺度:☆☆