2010年6月3日(木) 19:00~ テアトル新宿
料金:900円(前売券購入。フィルムが特典) パンフレット:未確認

『プランゼット』公式サイト

特撮愛の監督が、ひとりでチマチマ作った「惑星大怪獣ネガドン」に続く、チマチマ作ったフルCGの二作目。

愛は感じられるけど、話があんまりなので、可哀想な結果に終わった。

2043年、ニートの青年の軍人である父親は、緊急呼び出しでスクランブル発進するが、謎の巨大物質に亡き者にされる。謎の巨大物質は、地球をほぼ壊滅状態にし、人類は細々と生き続ける。
2053年、ニートの青年は何故か軍人になり、何故か父親の敵を討つという。元ニートは、酒飲みと熊本出身と思われる娘の3人チームだ。チームの隊長は、変なエリート女で、偉大な軍人の父親がいたらしい。ロシア方面の軍隊が壊滅したとのことで、日本チームに防衛のミッションが回ってきた。4人しかいないのだが。そこで隊長は、偉大な父親と肩を並べるため、謎の地球外物質に自信満々の作戦で殲滅せんと挑むが見事に失敗。失敗にがっかりし、何故か基地の自爆装置を押す。自爆装置がオンになると何故か昔の長官らしきオッサンの立体映像が登場。最終兵器が起動するから、それで戦えと言う。元ニートは、それを起動し、ザコは破壊に成功。親玉には追い込まれるが、わーと叫んだら勝ってしまった。元ニートが勝利後倒れていると、何故かプライドの復活した隊長が迎えに来た。

と、「何故か」だらけの脈絡も無く繋いだようなストーリー。
凝ったつもりだろうがストーリー上何ら意味をなしていないキャラクター設定。
2043年、テレビ、ラジオが、何故か昭和30年代スタイルなのに、電話は黒のダイヤルでなくプッシュホンとよく判らないディテール。

1時間もないのに、堪らなく眠くて、直ぐに目をつぶってしまい、10秒後くらいに慌てて目を開く俺。

酒飲みのチームの年長者は、スレッガー・ロウというか、期待通りの動きをしてくれた。
妹の存在の意図が不明。直ぐに失神するとは思わなかった。最終兵器に席が3つあるから、ニートと妹と隊長が乗るのかと思ったぜ。

未見の「ネガドン」は、ポスターを観る限り、特撮愛がいい方向に向かっているように思えるのだが、これは・・・

ま、「深海獣雷牙」よりはいいか。あっちの監督は落語家だけど。

最後に、ロボットの機体は、バンプレストみたいで、良かったよ。サイバスターを思い出した。

お勧め度:☆ サイバスター度:☆☆☆★ 俺度:☆★