2010年3月8日(月) DVD



Amazon.comで1000円くらいで買った。
映画でのタイトルは、'The Astro-Zombies'。

もう一人の最低映画監督テッドVマイケルズの作品。

こんなの80分切るだろと思ったら、92分と書いてある。そんなに見るのかよ!と憤慨したら、体感時間は3時間くらいだった・・・。

冒頭、アメリカンな姉ちゃんがオープンカーで颯爽と走り、家に帰ってくるといきなりアストロ・ゾンビの襲撃!お、快調な出だしかと思ったら、襲撃シーンは悲鳴のみで表現。ものの数分で終わり、オープニングになる。このオープニングが訳の判らないブリキのロボット達のの戦闘、ブリキの戦車付き。「モスラ3」のブルマークでのジュラ紀戦闘より性質が悪い。

その後、マッド・サイエンティストの改造シーンや銃撃シーン、裸にペイントした女のダンスシーン、何故かマッド・サイエンティストに拉致されている半裸の女がベッドに縛られているシーンとサービスカットの大盤振る舞い。
アストロ・ゾンビは、女性を襲うときには、殺害するのにかかわらず、必ず服を脱がす。
監督の妄想が大炸裂しているのだろう。

しかし、マッド・サイエンティストが、明らかに脳タリンな助手にご丁寧に色々解説するなど、すべてのシーンが悪戯にテンポ無く退屈。ディテールに監督なりに凝っているようだが、悲しくなるほどセンスが無いので、退屈さを助長するだけ。
ところが、途中から編集するのが面倒になったのか、繋ぎが無茶苦茶になってくる。

無茶苦茶の極致の最後の5分だけ、アストロ・ゾンビ群(ただし二体のみ)が大暴れし、チープな映像と相まって面白かった。切り株もあるぜ。

エド・ウッドと違ってセットなど金が掛かっているのにと思ったが、最後の5分間は、何回も昼夜逆転していた。エド・ウッドと同じ演出手法(?)のシーンが面白いということか。それとも、あの5分間の戦闘は5日間くらいの戦闘だったのか?

しかし、アストロ・ゾンビの動力源は、太陽光線だと思うのだが・・・。でも二度目の殺人は、明らかに夜の設定だよな。囮作戦も12時だった???。

物語終了後、ブリキロボットでエンドタイトル。

はっきり言ってエド・ウッドのほうが面白い。

でも、アストロ・ゾンビのフィギュア欲しい。

お勧め度:☆ 最低度:☆☆☆☆ 俺度:☆