2010年2月1日(月) 18:30~ TOHOシネマズ スカラ座
料金:1000円(映画サービスデー) パンフレット:600円(買っていない)

『サロゲート』公式サイト

現実がサイバースペースというか、現実でアバターを使うというか、人間の身代わりロボット「サロゲート」が、社会活動をしていて、人間は寝ているという近未来の話。
コンピュータによってバーチャル世界で生活させられる話は腐るほどあるが、その反対な感じのアイディアは斬新かも。

意外なことに話が少しばかり入り組んでいて、いや正確にはサロゲートは、入れ替え可能なことが混乱を招き、途中、ちょっと置いていかれそうになった。情けないことに。

尺が1時間半を切るという短さなので、説明不足な部分が多い。最後の最後、上映終了直前に、やっと辻褄があった。

短くて、情報過多な作品なのだが、2時間はあるように感じたのは、あまりスリリングでなかったからか。

人類の97%がサロゲートを利用しているそうだが、スポーツの選手や美食家は、実態としての生活を望むと思うのだが、どうなのかね。サロゲートは飯食わないよな?
電気ショックで廃退的快楽を得るという訳の判らない映像が出てきたが、全人類堕落するほど素敵なことのようには思えない。

カレーが食えなくて、酒飲めないのであれば、サロゲートは要らない。

結局のところ、サロゲートが人類を席捲することに説得力が無く、キレの無い冴えない演出のため、平均以下のSF作品となった。

お勧め度:☆☆ 増毛度:☆☆☆★ 俺度:☆☆