2009年9月19日(土) 16:20~ ユーロスペース1
料金:0円(会員ポイント使用) パンフレット:700円(それなりに充実しているが、買っていない)

『九月に降る風』公式サイト

台湾産青春映画。舞台は、台北の南の新竹市なる田舎町。この辺は、昔を思い出し郷愁がそそられる。
映画の内容は、その爽やかなタイトルと異なり、かなり痛い。
1~3年の男7人組の物語。バカなことを行い、バカな対応をし、バカな結果となる。
しかし、ラストシーンは、吹っ切れたように、爽やかだ。

個人的には、主人公たちのアホな行動が招く不幸の連鎖にあきれてしまい、のめり込めない作品である。登場人物に共感ができないのだ。
強いて言えば、留年生のバット持って暴れる奴が、ナイスガイだったか。

プロデューサーの名前にエリック・ツァンのおっさんの名前を発見。

野球賭博が、かなり重要視されているが、1996年当時、高校生などにも大きな影響を与えた事件だそうだ。
ちなみに、台湾野球の八百長事件を元に馳星周が「夜光虫」という小説を書いている。

台湾野球と言えば、劇中「打てないから、日本が郭李を強奪した。」というようなせりふがあった。伊藤智仁(おまけで小桧山も)が、「俺らなんか足元に及ばない」と言われた郭李だが、入団した阪神では、股間に打球が直撃して以降、サッパリだった。映画とは関係ないけど。

この回、15人くらいの客しかいないのに、終了後ロビーに人だかり、次回入場者は70人超え。「?」だったが、舞台挨拶があるようだ。階段口に茶髪の小僧が立っていたが、後で調べるとそいつは、「台湾のスーパー・アイドル・ユニット棒棒堂Lollipop(バンバンタン)の弟分、マオティー(毛弟)ことチウ・イーチェン(チーション役)」で、「9/19(土)マオティー トークショー&サイン会 ユーロスペース 18:40の回上映終了後 ※当日ご鑑賞いただいた方で、パンフレットをご購入の方限定のサイン会を開催します。」だった。そういや、パンフレット買っている女子多かったな。

主人公の片割れのタンは、松前明彦にソックリだ。

お勧め度:☆☆★ 松前度:☆☆☆☆ 俺度:☆☆★