2009年8月12日(水) DVD



これは、amazon.comで1000円くらいで購入した。英語吹き替え、字幕無しの代物。

「Beauty Investigator」と同様ムーン・リーとシンシア・ラスターこと大島由加里の共演。本作は、大島由加里はほとんど活躍しない。かなり弱い悪役で、またまたビリー・チョウ登場。

大陸から香港にいる兄に会いにムーン・リーがやってくる。
出迎える兄の友達サミー。ムーン・リーの荷物から何か盗もうとしているチンピラのトミー。トミーは何やら法事の道具みたいなものを盗んでしまった。

サミーはキックボクシング会場にムーン・リーを連れて行く。兄マイケルとキックボクサー仲間のアレンと会う。
マイケルは、ビリー・チョウとの一戦だ。ビリー・チョウはその筋の人のお抱えボクサー。マイケルは八百長を持ちかけられるが拒否。

試合が始まる。マイケルが圧倒的優勢。ビリー・チョウのセコンドが、グローブに変な液体を塗る。盗んだものが不要だということで律儀に返しにきたトミーはそれを見る。変な液体のため、マイケルは動きが鈍くなり、そして試合で死んでしまう。

今度は、アレンとビリー・チョウの戦いだが、八百長を飲み、アレンは敗れる。

兄の仇ということで、ビリー・チョウに挑戦するムーン・リー。親分の仕切る地下格闘技での対戦だ。親分は、どういうわけか参戦を簡単に認める。

最初は劣勢だが、田上キックから優勢に転じるムーン・リー。追い込まれたビリー・チョウは謎の液体を使用。あっという間にヘトヘトのムーン・リー。トミーがやっとこさで秘密を明かす。マイケルも謎の液体のせいで敗れたと。怒髪天のムーン・リーは、わずか二回のキックでビリー・チョウを瞬殺。

親分は、しょうがないなという態度だが、許さないのはビリー・チョウの愛人なのか何かの大島由加里。ムーン・リーと戦わせろと親分に訴える。

ムーン・リーのところへ「勝負しろ」と直談判に行く大島由加里だが、いやなこったと断られる。
どうやら大陸に帰ることにしたようだ。トミーに「真人間になって大陸に会いに来て」という、ムーン・リー。
ショックなのは、実は惚れていたアレンだ。一人で自棄酒。そして路上で吐いているところ、親分の一味に拉致られる。

アレンの拷問テープが送られてきた。戦いに出向かざるをえなくなった。そのころ、アレンは大島由加里にカッターで首を切られていた。まさに「踏んだり蹴ったり」(Copyright 島根の吉田くん)のアレン。

期待の対大島由加里戦だが、思ったよりあっけなく終了。

親分にアレンを返せというムーン・リーたち。親分は、彼女らを仕留めようと、廃ビルに連れ込む。
クライマックスの戦い開始。以外に親分が強い。情けなかったサミーの奮闘で決着。

戦い終了後、余韻が無く唐突に終わる香港映画スタイルでエンド。

なかなか陰惨なストーリーなんだが、妙に間の抜けた雰囲気があり、無理に笑いをとろうともしている。ドラマとしては、駄目駄目である。

しかし、ムーン・リーの俊敏な動き。これだけで見る価値はある。ほとんどYoutubeで見られるのだが。

直輸入DVDのいつもの姿だが、ぼろいビデオをマスターにしているようで、このDVDの映像はボロボロだ。

お勧め度:☆☆ シンシア・ラスター度:☆ 俺度:☆☆☆