6月10日(水) 18:20~ TOHOシネマズ川崎1
料金:1300円(川崎の金券屋で前売りを購入) パンフレット:未確認

『ハゲタカ』公式サイト

真山仁の企業買収の経済小説「ハゲタカ」。「ハゲタカ」とその続編が、NHKでドラマ放送され、その続きとして映画が作られた。取り合えずドラマを見ていなくても、それぞれの人間関係は何となくわかるようになっている。単体で見ることは可能だ。ただし、人間関係が物凄く希薄に感じられる。やはり、ドラマを見ておいたほうが良かっただろうな。

しかし、どうにも捻りが無いというのか、凡庸で退屈な作品だった。輪をかけるのは、いたづらに長いショットが多用されること。登場人物が「う~」とか苦悩している(と思われる)シーンを長々と見させてくれる。そんなことしているから131分とか長尺になるんだ。中身は薄い癖に。

栗山千明が髪をアップしているので、エンドロールまで全然わからなかった。
エンケンが買収されそうになる会社の社長を演じるが、まったくもって似合っていない。まあ、この社長、当然解任されるし、その挙句涙を流す駄目男なんで、そういう意味では、エンケンで良かったのか。
連想ゲームで伝説の低回答の恭兵ちゃんが、エリート役というのもなんだかなだ。

お勧め度:☆☆ 金融危機度:☆☆ 俺度:☆★