2009年3月24日(火) 21:05~ チネ4
料金:1200円(レイトショー料金) パンフレット:700円(買っていない)

『フィッシュストーリー』公式サイト

『アヒルと鴨のコインロッカー』の原作、監督コンビの作品。伊坂幸太郎原作映画は、いくつか見ているが、小説は一冊も読んでいないな。

本作は、短編が原作だそうである。
「逆鱗」なる早すぎたバンド(「セックス・ピストルズ」の一年前1975年のパンクらしきもの)の曲「フィッシュストーリー」が、2012年彗星激突の危機を救う。どのように救う結果になったのかというのが、作品の主題。

例によって日本映画で流行の、色々なエピソードが、最期に一つに纏まっていく(危機回避に至る)といった内容だ。

ゴレンジャーが強調されているので、5人が「フィッシュストーリー」になんらか絡むのかと思ったら、絡む奴は一人だけだった。

その一人が他のエピソードとどうつながっていたのかというのが、最期に出てくるが、そこでの説明(謎解き?)には、それ程インパクトが無い。「ふーん、なるほど」というレベル。ただ、それぞれのエピソードが割りと丁寧に作られており、一部面白いのもある。多部未華子ちゃんの話とか。「沈黙の遊覧船」

しかし、期待しすぎて見たのに、終わりにカタルシスを感じられなかったので、満足感が乏しい残念な結果に終わった。

小説は短編だ。映画は引っ張りすぎじゃねーか。しかも緩慢な演出が多い。最初の気弱な男には、マジで苛々したぜ。(丁寧に作っていると矛盾するが。)

お勧め度:☆☆★ パンク度:☆ 俺度:☆☆★
後、音楽がパンクっぽく無い。