2009年1月17日(土) 21:50~ TOHOシネマズ川崎7
料金:1200円(レイトショー料金) パンフレット:未確認
『007/ 慰めの報酬』公式サイト発表された時は、ガックシだったが、蓋を開けてみるとかなり良かったダニエル・クレイグのハードなボンドの二作目。
相変わらずジョークもでず、クスリとも笑わない。
前作の続きなのであるが、観ていなくても、復習しなくてもいいだろう。そもそも本作、ボンド映画の癖に意外と話が入り組んでいて、前半は筋を追いかけるのに苦心する。良く解らないのだよ。復習していても、付いていくのに一苦労と思われる。前作のヒロイン(ボンド・ガール?)ヴェスパーなる名前が時折出てくるが、前作の人間が解らないどころか、本作の連中も覚えられない。それどころじゃないのだ。
アクションは、しょっぱなからぶっ放してくれるが、今回の監督はアクション初めてのはずで、そのためか所々観難いカットが見受けられる。東京ドームでプロレスを見ている逆の意味のわからなさ。異常に近いバストアップアクションショットが多く、何やってるかわからん。
ビックリするほど面白かった「カジノロワイヤル」と比較すると、無難なアクション映画となってしまった。シリアスなスパイアクションとしては、「ボーン・アルティメイタム」のほうが、遥かに上。
やはりボンドは、チャラいピアース・ブロスナンが馬鹿馬鹿しくも好みにあう。Q(引退後はR?)も出なければ新兵器も出てこないし。
例のファインダー越しにズドンは、本編終了後に出てくるし。あれは、最初じゃなくては駄目だろう。「カジノロワイヤル」の時はどうだったっけ?
お勧め度:☆☆☆ 生真面目度:☆☆☆★ 俺度:☆☆☆★
(点数評価は甘い)
「ゴールドフィンガー」へのオマージュみたいなシーンがあるよ。勿論ハルルド坂田では無い。
前作に続き強いマティーニ(ジンだけでなくウォッカ入り)登場。ヴェスパー・マティーニというそうだ。名前は、某バーテンダーに聞いた。
ショーン・コネリーは、ジンのマティーニをステアでなくシェイクしてくれと注文。ピアース・ブロスナンは、ウォッカ・マティーニをシェイクで注文だった。
ジェームス・ボンドの系譜
↓第一作。公開時タイトル「007は殺しの番号」。ドクター・ノーは、「燃えよドラゴン」のハンのモデル。東武松原シネマ2なる映画館で観た。
↓第二作。公開時タイトル「007危機一発」。一発は一髪の間違いではない。水野先生が命名。007シリーズ最高の名作。「ドクター・ノー」と豪華二本立てで観た。
↓第三作。このあたりから派手になってくる。これはテレビで観た。
↓第四作。あまり面白くない。東武松原シネマ2なる映画館で観た。
↓第五作。日本が舞台。丹波先生が競演。あまり面白くない。レンタルビデオで観た。
↓これだけで降板の、ジョージ・レイゼンビー主演。結構面白い。テレビで観た。ジョージ・レーゼンビーは、その後「スカイ・ハイ」なる映画でジミー・ウォング先生と競演。
↓ショーン・コネリー復帰。あまり面白くない。東武松原シネマで「サンダーボール作戦」と二本立てで観た。
↓ロジャー・ムーアの一作目。まあまあ。新宿で「スコルピオ」と二本立てで観た。
↓クリストファー・リー先生が悪役。ロジャー・ムーアのなんちゃって空手が炸裂。あまり面白くない。今は無き初代日比谷映画で観た。
↓誕生十作目記念だったか。ジョーズ登場。コメディ・ボンドでの最高傑作。初代日比谷映画で観た。
↓スペース・シャトルで宇宙に出る。やり過ぎ。あまり面白くない。初代日比谷映画で観た。
↓やり過ぎたので原点回帰。地味なアクション映画。まあまあ。主題歌はシーナ・イーストン。レンタルビデオで観た。
↓ほとんど覚えていない。レンタル・ビデオで観た。
↓巨大女競演と主題歌がデュラン・デュランだったことしか覚えていない。テレビで観た。
↓ティモシー・ダルトンの一作目。もっともイケていないボンド。作品自体は結構面白い。主題歌はAHA。丸の内ピカデリー1で観た。
↓ティモシー・ダルトンはこれにて降板。すごい地味な作品。面白くない。レンタル・ビデオで観た。
↓ピアース・ブロスナン登場。まあまあ。レンタル・ビデオで観た。
↓ミッシェル・ヨー競演。かなり気に入っている作品だ。今は無き二代目日比谷映画(旧千代田劇場)で観た。
↓デニス・リチャーズが良いのだが、エンドロールで何故かLUNA SEAが流れて、すべてを台無しにしている。河村の声が聞こえた瞬間、即効で劇場を後にした。渋東シネタワーで観た。
↓ハル・ベリーが競演。かなり滅茶苦茶な作品だった。ムーンレイカー級。新宿ミラノ座で観た。
↓ダニエル・クレイグ。丸の内ルーブルで観た。
↓番外編
↓パロディとかパチものとか