2008年12月24日(水) 18:50~ 丸の内ルーブル
料金:1250円(チケットフナキで前売りを購入) パンフレット:800円(高い!買っていない。)


『252 生存者あり』+『252 生存者ありepisode.ZERO完全版』 [DVD]

  • 出版社/メーカー: VAP,INC(VAP)(D)
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『252 -生存者あり-』公式サイト

地雷を覚悟で見に行った。

10階をも越える津波が来るのに、銀座、新橋、虎ノ門ぐらいしか陥没していないとしか思えない。お台場のフジテレビらしきものが破壊されているのにだ。
レスキューの本部は、どこかのホテルと思われるのだが、どこにあるのだろう。
東京が半壊していると思われるのに、日本テレビだけは報道を続けている。新橋が壊滅しているのに、汐留は大丈夫なのか?リスク管理がさぞかし立派なんだろうな。
そもそも、レスキューは津波の影響が出ていなかったんだろうか。主人公の兄の所属部隊は何処だ?
と、かなり大雑把な設定な雰囲気で、科学的考証がゼロではないかと思われるパニック映画(死語)。

ご都合主義も大概にしろと言いたくなるような大甘なストーリーだが、1時間40分くらいまでは覚悟していたより面白かったぞ。この手の映画につきものの嫌な奴を演じる山田孝之はGJだ。

海上保安庁の仙崎にそっくりな男が主人公なので、少し嫌な感じがあったんだが、案の定危機のシーンで余裕をかます。いまにも火薬が頭上で爆発するというのに、娘を掘り起こして長いこと手を握っているだけで、その場から動かないのが発端。、この変から映画もおかしくなってくる。

極めつけは、感動シーンの大盤振る舞いだ。母娘の再会、聾唖の娘が声を出して泣く、仙崎そっくりの男の復活とクライマックスに感動させようとしているシーンが大サービスで3つもあるのだが、このシーンがそれぞれ大サービスで5分くらいづつもあるのよ。スローモーションも駆使するは、で。

もう、いい加減にして早く終われよという感じだよ。「純愛中毒」なる変態映画で延々と見せ付けられるイのベッドシーンのようにイライラした。

まあ、当作品は本作の主人公にそっくりの男が出ている「LIMIT OF LOVE 海猿」とかいう作品よりはマシだが。

お勧め度:☆☆ 仙崎度:☆☆☆☆ 俺度:☆★

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