2008年12月2日(火) 21:30~ TOHOシネマズ六本木ヒルズ4
料金:1300円(シネマイレージデイ) パンフレット:不明(確認せず)

『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』公式サイト

ゾンビ大将のロメロ先生の新作ゾンビは、「クローバー・フィールド」や「REC」で使われたPOV方式。
ただし、起こっていることをビデオに撮ったというのに加えて、「LOOK」での隠しカメラ映像のような監視カメラの映像、Youtubeにアップロードされていた動画を後日編集で加えたり、怖さを増すため音楽を付けたということになっている。いんちきじゃないか。まあ、ビデオ撮影も取り直しなど熱血映画馬鹿ジェイソンの演出入っているんだけど。

という状態であるのだが、なるべくリアリティーを追求したのであろう、そのリアリティーとは人間の心理だ。おかげで、とても疲れるダウナーな作品。失笑するような楽しいゾンビが出てこないのが辛い。笑えるシーンは、爺さんがダイナマイトでゾンビを吹き飛ばして、「過激な人だな」と評されるところぐらいだった。

イヤイヤまったく救いの無い作品だ。終わり方も最低だし。「ダンサー・イン・ザ・ダーク」のブランブランに少し近いか?

と、書いているが、当人はかなりこの作品を気にっている。人間の厭らしいところが沢山出てきますぜ。死体損壊度は、思いのほか少ないのだが。

ゾンビ狩りという名の人間惨殺でも始まるかと思ったよ。まるで「デビルマン」だな。

お勧め度:☆☆☆ ゾンビ度:☆☆ 俺度:☆☆☆★