2月9日(土) 20:50~ チネ3
料金:1200円(レイトショー料金) パンフ:600円

『テラビシアにかける橋』公式サイト

「小さい頃は、いつも空想の中で生きて来た。・・・」とかいう小説か何かあったような気がするんだが、まさにそういう少年少女が、友情と愛情を育む話だ。テラビシアは、彼らが主役の王国。ロープで川を飛び越えた向かいにある。テラビシアでの経験と共に学校でも成長していく。

いずれ二人の別れがくるのは、解っていたんだが、あのような形になるとは想定していなかった。おかげで少し泣いてしまったぜ。卑怯だよ。
最後で、映画の宣伝文句「この橋を渡れば、またきみに会える」の通りにならなかったのは、残念でもあり、これ良かったかなという思いもあり、少しばかり複雑な心境だ。まあ、作者たちの意思を尊重し、あれで良かったとしよう。城で待っているのかもしれないし。

近隣への冒険、隠れ家、秘密基地、初恋など子供の頃を思い起こさせ、大人が感傷的になる作品だ。
また、浮気をしてはいけません!という教訓を秘めている作品かもしれない。

オープニングのアニメが素晴らしく、期待を抱かせる。本編は、テラビシアでの冒険談が話の中心ではないので、ファンタジックなVFXは控えめだけど、最後のマットペイントなど、丁寧な特殊技術が効果的に使われている。
主役の少年の絵が書かれたスケッチブックが欲しい。

しかしながら、銀座ではパトスの刑になっているのが理解できない。少なくとも丸の内TOEI2を使うはずなんだが。配給している東北新社は、東映と仲悪いのか?まあ、俺はチネチッタで見たから、関係ないけど。

お勧め度:☆☆☆★ オヤジ・ナイスガイ度:☆☆☆★ 俺度:☆☆☆★


予告編。米国版。向こうでは、ディズニーが配給している。

↓原作。子供は読むべし。

テラビシアにかける橋 (偕成社文庫 3264)

  • 作者: キャサリン・パターソン
  • 出版社/メーカー: 偕成社
  • 発売日: 2007/03
  • メディア: 単行本


↓童話なんだから、たまには原書を読むか?

Bridge to Terabithia

  • 作者: Katherine Paterson
  • 出版社/メーカー: Harper Entertainment
  • 発売日: 2007/01/30
  • メディア: ペーパーバック


1985年製作のテラビシアだそうだ。
「テレビを見て、感想を書くこと」と、宿題を出されるシーン。
レスリーが明るくなさそうなのと、先生が若いこと以外ほとんど同じ。