2022年6月30日(木)
U-NEXT



東南アジアのお化け首だけ女、大挙登場。

ガスーと呼ぶらしい。頭から脊髄とぶら下がった内臓だけなんだが、飛翔できるという謎能力。実際に登場すると見た目のインパクトは強烈だと思うが、本タイ映画では、たいしたことはない。一部の好事家の間で人気のあったインドネシア映画「首だけ女の恐怖」由来と思われるが、本当は従妹なのに、なのもしない叔父に、「俺の娘を救え」と理不尽な命令を受け、ある程度は奮闘するあまり可愛くない娘が疑似姉役となるダメ親父の姪である。
使えない親父、その嫁(ガスーとなった)、嫁の姉(呪術師というか道士とうか祈祷師とか霊能者)、その娘が本作の主人公が、ダメ親父とガスーの嫁の娘(主人公の従妹)のガスー化を救うという単純なようで、いまいちわからない設定であるようだ。マッハの監督の作品だということだが、超トロイ演出なので怖くもグロくもなんともないのだが、最後の首だけ飛び回っている姿と首だけ女vs首だけ女の映像がチープでまあ、面白いかも。
最後に暴れる需要な役どころの妹を襲い、体(首が取れた動態)を乗っ取ろうと暗躍する中年姉妹軍団と先兵たちの設定が、またよく分からないときた。
いずれせよ、観る価値のある映画ではない。


お勧め度:☆☆ マッハ!!!度:★ 俺度:☆☆★