2020年1月18日(土) 17:40~
1200円(購入特典クーポン) 丸の内ピカデリー2

見てくれが悪いと損をするという悲しい現実。
映画『リチャード・ジュエル』公式サイト

爆発物を発見し多くの人命を救った善人で英雄なのに、見てくれが悪いからか、犯人扱いされてしまった可哀そうな人が無罪を勝ち取るまでの実話。同じ東森先生の傑作『ハドソン川の奇跡』にテイストが似ている。リチャードは警備員から法執行官に転職。恨みは無かったのかね。「炎の警備隊長・五十嵐杜夫」にでも出てきそうな話。ここだったら、部下を助けるために弁護士でなく、キケロ星人である年次が奮闘するんだろうけど。
東森線政策にしては、興行面でも、批評でも、イマイチだったようだ。特に女性記者の描き方で批判されたのは痛い。汚点になってしまったと言えよう。ただ、批判の急先鋒となった女性記者が属していたメディアは、ジュエルを追い詰めた会社だというのは皮肉だ。女性記者は、すでに故人なので、真相はわからん。ワーナーは、綿密な取材に基づいていると言うが。心情的には、メディアは信じられない。

とにかく、顔が悪いと損をするという悲しい現実がツライ。というデブ差別に加え、性差別、ゲイ差別もあるという、爽やかでない映画だが、見応えはある。

お薦め度:☆☆☆ 差別度:☆☆☆☆ 俺度:☆☆☆★