2014年5月24日(土) 21:00~ TOHOシネマズ川崎プレミアムスクリーン
料金:1300円(レイトショー料金) パンフレット:未確認


少しは大人向きなのだが、あまりのスケールの矮小さ。そして、いつもの説明のくどさ。

『キカイダーREBOOT』公式サイト

長島一茂光明寺教授。政府の肝いり組織ARKで、アンドロイドの研究に勤しむ。平和利用を願う一茂は、戦闘利用のギルバート神崎(プロフェッサーギル)と対立し、行方不明となる。
その直後、光明寺の娘と息子が謎の戦闘員(「ギルギル」とか「ダークダーク」とは言わない。)に襲われるも、背中にギターを背負った男に助けられる。男の名はジロー。ジローはアンドロイドであり、製作者一茂の依頼により、彼らを守るのが使命だ。
ARKの追跡から3人で逃走をするも、ビジンダーにならないマリ(ギルか作った)に、キカイダーになったジローは破れ、二人はARKの基地へ連れ去られる。

これからは奪回作戦かと思ったら、息子の体に埋め込まれた一茂の研究機密事項の入ったSDカード(!)を、ARKが回収したら、何と二人は解放されてしまった。ジローは失業。

一茂の研究の秘密を得たギルは、自らをハカイダーに改造し、失業者のジローを付狙う。(一茂の生み出したアンドロイドだから、ライバル視していて、倒したいらしい。世界征服より優先事項。)

ハカイダーは、ARKの職員を皆殺しにし、DARKを結成。マリは、どこかに行ってしまい、部下はいない。
自衛隊が、ハカイダーの消去、事態の沈静化に現れるのだが、ハカイダーに歯が立たず、かなりの部隊が壊滅される。多分、陸自の関東近辺壊滅くらいの打撃。

ニュースで状況を知り、アンドロイドの問題は、アンドロイドが片付けると、ハカイダーとの決着に赴くジローだが・・・。


自衛隊に大損害があり、かなりの国家的危機な筈なのだが、成田空港は閉鎖されていない模様。エアポート・リムジンは定刻通り運行。東京も落ち着いたものだ。一応、ニュースでは事件が冷静に報道されている。

どうやら亀戸か亀有かの局地戦だった「デビルマン」と同じレベルの展開ようだ。あちらは、ボブ・サップがニュースで世界の壊滅を伝えていたから、世界規模だったか?

機密事項を親族の誰かの体に埋め込むというのは、ありがちないつのも手段なのだが、SDカードそのままという安普請。

苦労してさらってきたのに回収したら、即解放。光明寺姉弟は、即普通の生活に戻るという、話をぶった切る展開。前半は何のために存在したのか。

そして最後は、偽のドラえもん最終話。あるいは、「ジュヴナイル」。

原作や昔のテレビ・シリーズとの違い。
Gジャンから皮ジャンになった。Gジャン廃止は、杉ちゃんの影響が考えられる。袖は残しておいていいのだが。
ギターがエレキギターに。むき出しから、ソフトケースに入れるようになった。
登場時のギター曲は、メロディはほぼ同じだが、エレキギターである。アンプは体内に内臓されているのか。
ギルの笛が出ないと思っていいたら、ハカイダーの腕に超音波発信装置として内臓された。1回しか使用しないし、あまり効果の無いものなので、無理に登場させる必要もない。
ハカイダーの脳味噌が、光明寺でなくギルのものになっている。
マリは、ビジンダーにチェンジしない。
変身の掛け声は、「スイッチ・オン」だけである。手を広げない。「チェンジ」は無し。無論「123」も。
技は無いのかと思ったら、「デンジエンド」だけあった。名称は、「電磁エンド」。
しかし、それにしても、サイドマシンが出てこないのは、いかがなものか。

ギターとギルの笛と電磁エンド外してもいいから、サイドマシンは出せ。
バットマンだって、バットモービルは外せないだろ。

また、生身の人間が闘って、疲労困憊のような格闘シーンが納得いかず、気に入らない。
が、バトル・アクション自体はなかなか奮戦している。

まあ、愛とか正義は、語らんで欲しいということだ。

造詣は
章太郎先生の、これからかなりかけ離れ、

無論テレビの大沢たかおみたいな顔ではなく、

このMEIMUのものに酷似しているのだが、

仮面ライダーSPIRITSの奴がキャラクターデザインとのこと。

お薦め度:☆☆ 大沢たかお度:☆ 俺度:☆☆★