2013年8月10日(土) 18:25~ 109シネマズ川崎7
料金:2200円(IMAX 3D) パンフレット:未確認


大正義映画

『パシフィック・リム』公式サイト

主人公、ライバル、上官、科学者、主人公の過去など、集団戦闘活劇映画における極めて正しい設定。
後、怪しい商人なんてのも、日本のアニメには良く出てくる設定のような。

惜しむらくは、相棒兼ヒロインが、ハリウッドが信用しているであろう菊地凛子でなく、綾瀬はるか、上戸綾、長澤まさみ、新垣結衣だったら、なお良かったのだが。ガッキーとまさみちゃんには、アクション出来るのかという懸念はある。天道あかね役や「岳」出演などの微妙な実績はあるけど。

怪獣に関しては、日本的なフィギュアにすると少々可愛いようなスッキリした形態(アンギラスとかレッドキングとかギャンゴとか)のものでなく、はたまた「バンズ・ラビリンス」のデル・トロ的ファンタジックなものでなく、ぬめぬめとした粘着的生物になっている。(「ミミック」に近い?)
包丁怪獣以外は。(後述)

ロボットのほうは、ほとんど参照したものが無いようなオリジナリティ溢れるものだ。「スカイライン 侵略」なんて宇宙生物がアッガイの形態をしていたけど。
でも、「ボトムズ」とか「ダグラム」の影響はあるのかなぁ。無骨そうなところ。両アニメともほとんど観ていないので、良く判りません。

海外のサイトでデザインをコメントしているサイトがあった。

上のEVOLUTIONの絵で、
JAEGAR(イエーガー)ロボットには、GIGANTOR(鉄人28号)、VOLTRON(ゴライオン)、KURATAS(水道橋重工製作のリアルロボット)、ガンダム、エヴァンゲリオンが日本から選出。
KAIJU怪獣には、ゴジラ、ギャオス、ギロンが日本から選出。怪獣の数が少ないな。
韓国からは、グエムルが見事選出される。「パトレイバー」のパクリとも言われる奴だが。(造詣じゃなくて出生の理由がね)
パクリと言えば、「テコンV」はいないし、本家の「マジンガーZ」も選出されていない。映画の主人公ロボには、ロケットパンチみたいな武器はあった。ついでに、天空剣みたいなのも。「ボルテスⅤ」知っているのか?

映画観ている最中に思ったのだけど、怪獣の右側の奴は、流石にギロン(包丁怪獣)にインスパイアされたのでないか。

操縦は、勇者ライディーンやジャンボーグA、Gガンダムのモビルファイター式であるが、一人だと負担がかかり過ぎるので、ペアとなり右脳、左脳それぞれをシンクロさせて云々で行う。
この設定は、当初「えー!」と思ったが、クライマックスの展開に効果のあるものであった。
ちょっと、息子を失った親父に気を使えよ。と、思ったけどな。「インデペンデンス・デイ」では、酔っ払いオヤジの特攻に対して、「お前の親父さんを誇りに思え。」と軍人が息子を慰めていたじゃないか。

エンドロール途中に、「流石、しぶとい。あのオヤジ。」と言うシーンがあるので、途中で席を立たないこと。

そして、最後に「レイ・ハリーハウゼン」と「本多猪四郎」に捧ぐ。のテロップ。
ハリーハウゼン先生と並べるのであれば、どちらかと言うと、円谷英二先生だと思うのだが。
円谷先生は本多先生より知名度が低いのか。

CG怪獣の常であるが、戦いが暗い場所なのは、いつ改善されるかなぁ。
スーツアクターとミニチュアも活用して欲しい。
そもそも、これってミニチュア使っているのだろうか。メイキングが見たい。

お勧め度:☆☆☆☆ 大正義度:☆☆☆☆ 俺度:☆☆☆☆