2013年5月19日(日) 17:00~ 109シネマズ川崎4
料金:1000円(ブルーカード会員割引) パンフレット:未確認


日本ホラーの迷走、どこまで続く

『クロユリ団地』公式サイト

例によって、まったく怖くない訳だ。怖くないだけなら許してやってもいいのだが・・・。

前田敦子の家族が朝しか出てこないことにいきなり不信感。
新しい制服で高校に行ったのかと思いきや、こんどは私服で短大らしきところ、そしたら次に養護学校か。
物語の途中までは、精神の壊れた前田敦子テーマ(夢おちとか)なのかと思ったね。

それはそれで諦めもつくのだが、何故か隣の爺(死体)や孤独な男子幼児が出てきて、また、あらぬ方向へ。とりつかれる敦子。

成宮がどういう訳か頼れる男で登場するが、敦子の除霊のため成宮が手配した真田の元夫人による祈祷(とてつもなく変な上、全く効かない!)も、成宮のアホらしいミスで失敗。
あの手この手で、ドアを開けさせようとする幼児は、ダミアン級の狡猾さ。実際、相当邪悪のようで、それはそれでいいのだが、何でそうなったかなど、その辺りは説明不足。
クライマックスは焼却炉にテレポートされ焼かれる成宮、そのショボイ特殊効果

そもそも、ミノル、最初、敦子に声かけられた時、逃げなかったか?

エンドロールに、中田秀夫の名前を見て、さらにガッカリ。

そしてなんと、「ラピッド・ホラー3D」でしでかした清水崇の次回作に「魔女の宅急便」の名前がWikiにあるでないか。

ま、やはりホラーは髪の長い女にお願いします。ってことで、もう「座敷女」しかない。

お勧め度:☆☆ 丸焼け度:☆★ 俺度:☆☆