2013年4月1日(月) 19:05~ TOHOシネマズ日劇3
料金:1000円(映画サービスデー) パンフレット:未確認


スカーレット・オハラを凌駕するやな女

『アンナ・カレーニナ』公式サイト

ロシアの大文豪トルストイの不倫女の話は、

この人の主演のものを観たことがある。
「意外に面白いじゃん。」程度の印象しかなかったのだが、今回のキーラ・ナイトレイには、激しく怒り心頭。その身勝手振りには、ジュード・ロウに成り代わり、どんな酷いことをしてやろうかと画策したくなる状態。18歳で好きでもないおっさんのところに嫁とか、時代が時代だからとかの言い訳は許されないレベル。往生際の悪い、三鷹コーチだって九条明日菜さんに、「僕たちゆっくりと幸せになればいいんですから。」とか、言っていたんだぞ。
そういう意味では、キーラ・ナイトレイは、綺麗だったなぐらいの印象しかないソフィー・マルソーよりインパクト大だったということか。

「ガタカ」や「リプリー」の頃であれば、不倫相手の男のオファーもあったやもしれん男

が、これでは最早ダメだろう。

しかし、本編の不倫男も戴けないのだ。

バカバカしい不倫の話だが、キーラの基地外演技に見とれ、一方、清涼飲料のようなナイスガイもおり、現実に舞台セットを混ぜたりのようなちょっと幻想的な奇妙で素敵な演出があり、見所の多い作品だ。

ナイスガイは、原作でも重要な役らしいし、ソフィー・マルソーの映画でも出ていた筈なのだが、全く覚えていない。

お勧め度:☆☆☆★ スカーレット度:☆☆☆ 俺度:☆☆☆★
ヴィヴィアン・リーは、アンナ・カレーニナも演じている。