2012年10月17日(水)
レンタルDVD


クレメンタイン [DVD]

  • 出版社/メーカー: GPミュージアムソフト
  • メディア: DVD



落ちぶれた元テコンドー・チャンピオンが、娘のために地下格闘技の帝王セガールとファイトする!という、ヴァンダムの「ライオン・ハート」、スタ公の「オーバー・ザ・トップ」を思い起こさせる、ありがちだが結構燃えるプロット。

まったっくもって騙された!

父、突然登場の検事になっている母、娘の、複雑な関係のメロドラマが延々と続き、格闘シーンは、ほとんど無い。

その数少ない戦闘シーン、いきなりセガールとの最終決戦(勝ち上がっていく訳でない。普通盛り上げるために勝ち上がるものだ)、セガールに打たれまくり、即戦闘不能状態の主人公だが、娘の声援で立ち上がり逆転だ。
この娘の声援が、仙崎のマイクパフォーマンス級の長さで、吐き気がしてくる。
そして、逆転劇は、セガールの頭部にソバットみたいなキック一閃だけ。猪木の延髄切りか。

セガールの倒れるシーンは無いし、主人公は病院に運ばれるし、勝ったかどうかハッキリしない。

するとベルトを手渡しに来るセガール。八百長の悪役かと思われていたセガールは、ジェントルマンだったというオチ。

俺の見た韓国映画で、史上最低だ。

「可愛くない娘だなぁ。」と思ったが、「ボイス」のあの子供だったのか。泣き喚く演技は、ぴか一。

クレメンタインは、西部劇のあの歌。
変な韓国語の詩で、娘が歌う。
韓国では、ポピュラーだそうだ。

お勧め度:☆ 格闘度:★ 俺度:☆