2012年1月2日(月) 17:20~ 新橋文化劇場
料金:0円(二本立ての二本目)

『レジェンド・オブ・フィスト-怒りの鉄拳-』公式サイト

昨年、局所的に好事家の間でブームだったドニーさん。
タイトルから精武門系(ドラゴン怒りの鉄拳)を想定されるが、何とブラックマスク状態で活躍。しかし、最後は陳真となり、怪鳥音まで披露した。でも、最後の最後はブラックマスク。

ブラックマスク


精武門系なので、当然日本鬼子なのだが、反日になるのも仕方あるまいぐらいの非道ぶり。ここまで酷いと日本人としてもドニーさんを応援せざるを得ない。

大日本帝国のスパイとなっているクラブのホステス、スー・チー。字幕が必要なほど、聞き取りが困難な日本語を話すが、物語が進むとヤマグチ・ユミとかいう名前であることが判明。何と日本語の不自由な日本人だった!チャン・ドンゴンの日本語より酷い。ジェイソン・ステイサムといい勝負だ。ドルフ・ラングレンに惨敗。

欧米人客や日本人客、混沌とした状態のスー・チーが勤めるクラブ。オーナーは、怪人アンソニー・ウォン先生だ。日本軍に通じる悪役に違いないと睨んだんだが、本作の中国人は、すべて愛国者で、裏切り者が一人もいない。先生でさえ、誇り高き愛国者。いよいよ反日愛国映画だ。

ドニーさんの陳真が以前戦って勝利を収めた相手が、倉田保昭先生なのだが、何とリンチェイが「フィスト・オブ・レジェンド 怒りの鉄拳」で戦った人でないか。

どうやら、陳真は「ドラゴン怒りの鉄拳」のような銃殺されたのでなく、リンチェイとして倉田先生に勝利後、逃亡に成功するも、ドニーさんに姿形が変わり、本作の最初のように第一次大戦の欧州での戦争に参加していたようだ。

ラスボスの木幡竜なる役者、ボクサーだったとのことで、イップマンでの池内と異なり、少々善戦する。
ただ、キックの受けが苦手なのだろう、ドニーさんは手技ばかりで、李小龍先生ばりの足技が見れ無く残念である。

エンドロールに船木誠勝の名前を発見!どこに出ていたんだ!と思ったが、船木壱輝なる人だった。

日本鬼子の非道描写が多いので、その辺は手心加えてもらって、アクションシーンを多くしてくれればいいのに。ドラマ部分が、ちょっとかったるい。

ドニーさんが、フランケンシュタイナーを見せるが、あれは相手の協力をもってして可能な技なのだが・・・。

かけられた奴が、相手の足をがっちり抱えて投げられていることに注目。

お勧め度:☆☆☆ 怪鳥音度:☆☆☆ 俺度:☆☆☆★