2012年1月1日(日) 14:20~ TOHOシネマズ川崎2
料金:1000円(映画サービスデー) パンフレット:未確認

『ワイルド7』公式サイト

高評価をしてしまった「THE LAST MESSAGE 海猿」だが、監督の羽住英一郎を信用した訳でない。
また、飛葉役とユキ役に多大な不安があり、一部メンバーの名称の変更も気になる。
相当の覚悟をして観に行ったので、ダメージは少ないが、単館系の日本映画を観ないような輩に、「だから、邦画は駄目なんだ。」と偉そうに語られるレベル。

羽住得意の、感動させたいシーンの長回しが後半に連続炸裂するのもさることながら、阿呆みたいな設定、いい加減なストーリー、銃撃戦オンリーのショボイアクション。想定の範囲内であったが、かなりガッカリだ。

特に、飛葉のバイクの曲乗りや、八百(ソックス)の改造バイクによる崖登りなどのアクションが無いのは、あまりにも原作を蔑ろ。上手く作れば、かなりの見せ場になるのに。

八百の改造バイク


テレビドラマ版のオマージュとしては、序盤に飛葉がやたら「ドブさらい」を連発するところか。
「お前にやれるがやれぬことならば、俺がこの手でやってやる。そうさこの世のドブさらい。悪にゃ滅法強い奴、・・・・・・」
どうでもいいけど。


何故に、両国、八百、チャーシューの名前を変えたのだ。
ヘボピーは何故そのまままなのだ。そして何故デブでないのだ。

そもそも、元々陽性なキャラクターである飛葉を、屈折した暗い青年にしてはいかんよ。

ユキに関しては、川に降りるシーンも吹替えと思われるので、ノーコメント。

草波は、いいキャスティングだ。
オヤブンは、翔兄貴のほうが望ましい。原作のオヤブンにぴったり。宇梶は、新境地のオカマのマスターを演じていろ。

やはり、キャストが一番の欠点。中井貴一以外、全員失格。

お勧め度:☆☆ 原作リスペクト度:☆★ 俺度:☆★