2011年12月4日(日) 11:50~ キネカ大森1
料金:1000円(Club-C会員料金) パンフ:非売


イップ・マン 序章 [DVD]

  • 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
  • メディア: DVD



『イップ・マン 葉問』公式サイト

キネカ大森 名画座 ドニー・イェン特集。
処刑剣 14 BLADES」との二本立てだったが、そちらは観ているのでパスした。

大傑作「イップ・マン 葉問」の前日譚。つまり、こちらが一作目で、あちらは二作目だ。「ワンチャイ」のようにあちらの方が面白いので、あちらが先に公開されたのか、敵役の問題であちらだけ公開したのか定かでないが、あちらがそれなりの観客動員したら、こちらを公開するということだったが、あちらは目標をクリアし、こちらが無事に劇場公開された。
新宿武蔵野館での公開は見逃したが、キネカ大森で上映されたので、なんとか劇場で鑑賞できた。

個人的には、やはり、「イップ・マン 葉問」の方が面白い。

あちらは、まるで「ロッキー4」のような荒唐無稽エンタテイメント要素があるが、こちらは日本軍が敵役なのでかなりシリアスである。精武門系の雰囲気。
で、日本軍が傍若無人の限りを尽くすかというと、思ったほどでもない。渋谷天馬なる人物の佐藤大佐が、憎たらしい小悪党なレベルである。が、変態のような嫌らしい演技はいける。知らん人なんだが、真実は日中友好の文化活動に勤しむ役者らしい。
最大の弱点は、ドニーさんの敵役が三浦将軍こと池内なのだからか、彼なりに健闘しているのだが、あっさりと惨敗だったところだ。クライマックスなので、もう少し奮闘して欲しかった。ちょっと盛り上がりに欠ける。
ま、池内本人の格闘能力に関係なく、作品上日本人には圧勝しなくてはいけないという事なのだろう。

全編通じて、ドニーさんはウォン・フェイフォン状態。ほぼ敵の攻撃は当たらない。池内のが2、3発当たったくらい。

お勧め度:☆☆☆ 日本鬼子度:☆☆★ 俺度:☆☆☆★